朝ドラ「風、薫る」で話題の「トレインドナース」という言葉。

聞きなれない響きですが、一体どんな意味があるのでしょうか?

一言で言うと、それは明治時代に誕生した「専門的な教育を受けた看護師」のことです。

朝ドラではまだ看護という職業がなかった時代に人々の命を守るために奮闘する女性たちの姿が描かれています。

この記事ではトレインドナースの基礎知識から、モデルとなった実在の女性たちの秘話、現代との違いまでをサクッと解説します。

ドラマをより深く楽しむためのヒントとしてチェックしてみてください!

朝ドラの看護師「トレインドナース」って一体何?

朝ドラで聞く看護師のトレインドナースとは一体何なのでしょうか?

考える女性

トレインドナース

最近、朝ドラを見ていると「トレインドナース」という言葉を耳にしますよね。

英語で書くと

Trained Nurse

直訳すると

訓練された看護師

という意味です。

えっ、看護師さんてみんな訓練されているんじゃないの?

と思うかもしれません。

しかし、朝ドラの舞台である明治時代初期の日本にはまだ「看護婦(現在の看護師)」という専門の職業は存在していませんでした。

当時は、病気の人のお世話は家族がしたり、あるいは知識のない人がお手伝いとして行ったりするのが当たり前だったそうです。

そんな時代に西洋から入ってきた

科学的な知識と技術をしっかり学んだプロの看護師

それがトレインドナースと呼ばれました。

家族の献身的なお世話も素敵ですが、命を救うために「専門的な教育」が必要だと考えられるようになった歴史的な転換期だったようですね。

風、薫る・看護師のトレインドナースとは?誕生秘話

風、薫るに登場する看護師のトレインドナースの誕生秘話に迫ります。

モデルになった女性

朝ドラ「風、薫る」には、実在するモデルの女性が2人います。

それが大関和(おおぜき ちか)さんと鈴木雅(すずき まさ)さんです。

ウサ子
ウサ子
和! ちかって読むんだ!

この二人は「明治のナイチンゲール」とも呼ばれ日本の歴史を切り拓いたすごい人たちなのです!

大関和

大関和さんは、日本で初めての看護婦養成所を卒業した一人。

その後、東大病院などで初代の看護師長を務めるなど組織のリーダーとして活躍したそうです。

鈴木雅

鈴木雅さんは日本で初めて「個人経営の看護婦会」を立ち上げ、訪問看護の仕組みを作ったパイオニアなのです。

ウサ子
ウサ子
訪問看護ってそんな昔からあったんだ。

キャスト・俳優の整理

ここで朝ドラ「風、薫る」の登場人物と実在のモデル、そして演じるキャスト・俳優を整理しておきましょう。

大関和(おおぜき ちか)

役・一ノ瀬りん

俳優:見上愛

 

鈴木雅(すずき まさ)

役・大家直美

俳優:上坂樹里

そしてこの時代を語る上で忘れてならないのが、日本初の女子留学生として知られる俳優の多部未華子さん演じる大山捨松さんの存在です。

俳優:多部未華子

 

大山捨松さんはアメリでの留学経験から看護教育の重要性を痛感し、日本初の看護婦養成所の設立に尽力されたそうです。

朝ドラの主人公たちが目指す「トレインドナース」という道は、大山捨松さんのような先駆者たちが土台を作ったからこそ開かれた道でもあったようです。

★こちらの記事から大山捨松さんの活躍を合わせて見るとドラマの世界観がより深まりますよ!

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朝ドラ・トレインドナースと現代の看護師との違いは?

朝ドラで聞くトレインドナースと現代の看護師との違いは何なのでしょうか?

看護師との違い

現代では、病院に行けば必ず看護師さんがいて、点滴を打ったり血圧を測ったりしてくれますよね。

しかし、明治時代のトレインドナースたちは、もっと根本的なとことから多戦っていたそうです。

詳しく見ていきましょう。

最大の違い

最大の違いは、

「看護は仕事である」という認識を広めること

にあったそうです。

当時は、

「病人の世話なんて誰でもできる」「お金をもらってするなんて」

という厳しい声もあったようです。

そんな中、大関和さんや鈴木雅さんはナイチンゲールの教えを学び、お部屋の掃除や換気、食事の管理、そして患者さんの精神的なケアまですべてを「実践的な技術」として実践されたそうです。

看護師の誇り

現代の看護師さんが持つ「専門的な誇り」や「優しいけれどテキパキとした動き」。

そのルーツは明治のトレインドナースたちが必死に作り上げたものだったようです。

今の看護師さんの制服が清潔でかっこいいのも、この時代に「プロとしての身だしなみ」を整えたことが始まりの一つだそうですよ。

朝ドラ「風、薫る」SNSや視聴者の声

朝ドラ「風、薫る」のSNSや視聴者の声を聞いてみましょう。

リアル

朝ドラが始まってSNSではさまざまな感想が飛び交っています。

一番多いのは

内容がリアルで引き込まれるけど、ちょっと重い

という声です。

明治時代の疫病(コレラなど)との戦いが描かれているので見ていて少し辛くなる場面もありましたよね。

数年前に蔓延したコロナと同じような隔離・差別をも思い出してしまう内容の放送期間もあり

見ていてしんどい

という声もありました。

一方で

  • 看護の歴史をこんなに丁寧に描いてくれるなんて嬉しい
  • 女性が自分の足で立とうとする姿に勇気をもらえる

と高く評価する声もたくさん見られます。

これから彼女たちがどのように成長し、日本の医療を変えていくのか。

二人の関わり合い、助け合い、友情など目が離せそうにないですね。

よくある質問(Q&A)

Q1:日本で最初の看護婦(看護師)は誰ですか?

A:実は「誰が最初か」については諸説あります。大関和さんや鈴木雅さんのように、日本初の看護婦養成所(桜井女塾)で学び、近代看護の礎を築いたの第1期卒業生たちが、日本初のトレインドナースのパイオニア的存在です。

Q2:トレインドナースになるのは当時難しかった?

A:はい!非常に難しかったそうです。

英語の教科書を使い、厳しい実習を乗り越える必要があったそうです。

また当時は「女性が職業を持つこと」自体が珍しかったため、周囲の理解を得ることも大変だったようです。

Q3:朝ドラの原案本はありますか?

A:はい!田中ひかるさんの著者「明治のナイチンゲール 大関和物語」が原案となっているようです。

まとめ

朝ドラ「風、薫る」で登場するトレインドナースとは、明治時代に誕生した「専門教育を受けたプロの看護婦(看護師)」のことでした。

家族やボランティアのお世話が当たり前だった時代に、科学的な知識を持って命と向き合い学びを進めた彼女たち。

その裏には、大関和さん鈴木雅さんの奮闘、そして大山捨松さんのような先駆者の支えがありました。

現代人の私たちが当たり前のように受けている今の看護も彼女たちの誕生秘話から始まっていたのですね。

これからも、ドラマの中で彼女たちがどのような冒険、葛藤、発見があるのか。

一緒に見守っていきましょうね!